コッツウォルズの亜麻畑

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2016年9月3日土曜日

ローメンテナンスの芝生



芝生をきれいに保つのはなかなか大変ですね。私の庭には以前はかなり広い芝生がありましたが、だんだん花壇などを増やしてきて芝は狭くなりました。それでも雑草を取ってきれいに芝刈りをしていくのは大変です。

先週、定期購読しているGardeners’ World誌の9月号が届きました。イギリスでの発売から2週間ほどで到着するようです。今月号の表紙はポピーPapaver somniferumの鮮やかな花です。





ページをめくっていくと面白い記事に目がとまりました。読者からの手紙のコーナーです。

「本物に勝る」というタイトルで、7月号に掲載されたJoe Swift氏の「ローメンテナンスの庭」という記事に対するものです。85歳のこの読者は結構広い庭を持っていて、砂利にするか、舗装するか、カーペットベッディングにするかなど、いろいろな選択肢を検討して最終的に人工芝にして正解だったというのです。





その元になった7月号の記事を下に示します。Joe’s Design Solutions (ジョーのデザインの解決策)というシリーズ物の記事で、写真付の質問に対してJoeがその写真にイラストを書き加えて解決策を示すという趣向です。ここでの質問は「私の庭の芝生はとても管理に時間がかかるのですが、芝生の景色は大好きなので、時間を節約する解決法はありますか?」という質問に、Joeは「一部を芝刈りせずに伸びっぱなしにしてはどうか、見た目は良いし野生の生物も増えていいですよ。狭い庭なら人工芝もよく使われているようです。狭いサッカー場のようにせずに生きた植物もバランスよく配置されれば、見た目は良くて芝刈り不要、掃除をするだけで済みます」といった回答でした。





そういえば、時々ガーデニングの雑誌の広告に下の写真のような広告をよく見かけました。ドライブウェイ(道路から家に入る道)を美しくリフォーム、といった広告で立派なブロックを敷き詰めた通路の奥にきれいな芝生も見えます。




実はこの広告は、芝生も人工芝を提案しているのです。10年保証と書いてあります。少なくとも写真では人工芝とは見破れません。良く手入れされた芝と思ってしまいます。






人工芝もうまく取り入れていけば、ガーデニングもすこし楽になりそうですね。